住職挨拶

妙寳寺(妙宝寺)住職の梅本幸宏と申します。

妙寳寺山主



寺としての特徴は?と問われれば、
「他所や寄付に頼らず、檀信徒と共に築き維持されている寺」
と言えるでしょうか。
妙寳寺(妙宝寺)は、今のところに昔防空壕があって、その中におられた
日明上人がそこで初めてお題目を唱えられたことから始まりました。
妙寳寺二世日嶌上人が戦後そこに小屋を建て、団扇太鼓を一つ持って法華経布教に精進し、三世の拙僧が引き継ぎ今に至ります。
歴史や由来など何も語るものは無い、とても小さな寺です。

「自灯明・法灯明」この教えはご存知のとおりお釈迦様の最後の説法の中の教えです。
それは、「他者に頼らず、自己を拠りどころとし、法を拠りどころとせよ」

わかりやすく言いますと、「暗闇に迷ったとき、人の持っている明かりに頼らず、
自ら灯明となって自分の歩む道を照らしなさい。
そして自然の法則や決まり事を拠り所として生きて行きなさい」と言うことです。
私の師僧は、 自灯明・法灯明とは、精進と忍辱である。
それは、唯一の自由は精進であり、努力である。唯一の掟は、忍辱であると言っていました。

この教えを守り実践し妙寳寺は歩んできました。

妙寳寺は伝統を守りつつ、歴史や周りのしきたりにとらわれない、
とても自由な寺と言えるでしょう。これからも皆様と共に法華経の教えを信じ守り、
実践してまいりたいと思います。

妙寳寺山主



 

  
〒662-0931
兵庫県西宮市前浜町14-3
TEL:0798-22-4006
FAX:0798-22-4006